読書記録『タモリ論』『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』

 大みそかは話題書を読んだ。

タモリ論 (新潮新書)

タモリ論 (新潮新書)

 

 『タモリ論』。私はテレビは見ない。いいとも!も見ない。でも筆力がある方なので、飽きさせない。

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

 『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』は堀江貴文氏の出所後の第一作となる。どんな本かと思えば、自己啓発書みたいな内容。刑務所に入ったわけでもないのに、何だかこっちが励まされるよう。

 色々とメディアに露出してたいそう有名な方ですが、実態として何をやっているかは事件当時も今もよく知らない。生い立ちなどの自伝的な要素もあるが、肝心なところはやはりよく分からなかった。しかし、そんなことは関係なく、面白い本であることには変わりない。

 こちらはタイトルが長い!『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら以外に訳に立った』。これも面白い。紹介されている本を何冊か読もうと思った。HONZの成毛眞氏との対談も収録されている。紹介されている本は50冊くらい。残りの950冊くらいは一体何を読んで刑務所暮らしをしていたのだろう。

 

 本を読み終わる頃、除夜の鐘が鳴った。近くの氏神様に参拝して、巫女さんからお神酒を頂いた。街にはまばらな人影があった。寒い夜だった。