読書記録『依存症』『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』
最近は依存症について考えることが多い。自分もそのきらいがあるから。依存症は"いぞんしょう"ではなくて、"いそんしょう"と読む。
『依存症』は依存症についての入門的な本として読んだ。細かいメカニズムや克服法までは書いていない。アルコール依存症がメインで、著者の精神病院での体験などが書かれている。定義としての依存症は、家族など第三者の誰かにまで迷惑を掛けることまで含むらしい。よって本書はアダルトチルドレンについても紙面を多く割いている。
メモ。依存症は主に、1.物質嗜癖 2.プロセス嗜癖 3.関係嗜癖に分類されるらしい。
『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』。大王製紙創業家・井川意高はアルコール依存症でギャンブル依存症だった。前半は生い立ちや会社経営の話で、後半はカジノにのめりこみ、グループ会社から莫大な借入をし、社員の告発で最後は逮捕される話。彼が逮捕されたニュースを見たときから、興味津津だった。社会的なエリートの転落破滅が面白いのは、私が俗世間の一般人だから。
どちらも面白かったので、依存症関係の書籍をもっと狩猟するぞ。